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県内企業3社が社内プロジェクトを展開

働き方改革実践モデル企業 取り組み

平成29年5月から、岩手県内企業3社が「働き方改革実践モデル企業」として、働き方改革を推進・実証するための社内プロジェクトを展開しました。
各社に推進チームをつくり、チーム内の業務改善会議とコンサルタント参加の会議を繰り返して「業務課題の抽出」「働き方の見直し」「見直し施策の実施」等に取り組みました。

信幸プロテック株式会社

業務の流れや情報共有についての見直しなどを進め、全体の効率化とサポートし合える体制の整備に向け取り組んでいる。

有限会社スタイル薬局

お互いの仕事の見える化と平準化に向けて、チーム内の分担や、業務効率のアップを図るための事務所内の環境改善を目指している。

株式会社ベアレン醸造所

ライフの充実が仕事に反映する「ワークに生かされるライフ」を目標に、業務チームとマーケティングチームの2チームで実践中。

派遣コンサルタント

●株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント

900社以上の企業へのコンサルティング実績を持ち、残業を減らして業績を上げる「働き方見直しコンサルティング」の手法に定評がある。「WLBコンサルタント養成講座」を09年から開催。卒業生は1100名。約500名が加盟・認定コンサルタントとして全国で活躍中。

●いわて働き方改革サポートデスク 働き方改革アドバイザー

実施内容

5

キックオフミーティング

「働き方改革の必要性」や「働き方改革の進め方」
について学び、実践チームの課題抽出や目指すべき
方向性を共有しました。

6

コンサルティング①

チームの目指すべき姿に向けて、
具体的な目標と行動について検討しました。

7

コンサルティング②

チーム内で決めた行動について、
これまでの進捗と振り返りを実施しました。

8
22

中間報告会

キックオフミーティングから3ヶ月が経過した
これまでの進捗状況と今後の展開について、報告しました。

9

コンサルティング③

チーム目標の達成に向けた、今後の取り組みや
進捗状況を共有する業務改善会議を実施しました。

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コンサルティング④

チーム目標の達成に向けた、今後の取り組みや
進捗状況を共有する業務改善会議を実施しました。

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22

成果報告会

改めて自社の「ありたい姿」を再確認し、
課題解決へ向けて取り組んだ様子と、
今後の展開について発表しました。

信幸プロテック株式会社

信幸プロテック株式会社では、空調設備等の保守・点検を行うサービススタッフと
お客様をつなぐ窓口スタッフ6名が中心となり、
毎週1回の働き方見直しの会議を実施。
取り組みから見えてきた課題を解決するための様々な取り組みを行っている。

Information

所在地 紫波郡矢巾町広宮沢8-5-1
設立 1987年5月 (1974年4月創業)
従業員数 32名 (男性25名、女性7名)
事業内容 冷蔵設備・空調設備施工保守、ボイラー・水道等施工リフォーム 他

目指す姿(チーム目標)

チームワークと情報共有により業務を効率化することで、余裕をもって仕事が完結でき、
一人一人が最大限の価値を提供し、頼られながら成長していくチーム

取り組み内容

課題 アクション
部門内で誰が何をしているかが不明

・スキルマップ作成による現状把握 重複業務や無駄な業務を抽出し、業務の平準化を推進。また、会社全体への自部門業務の見える化を図る。

担当者不在でも問題なく進む体制づくり

・手順書の作成による属人的業務の解消 全員が迷わずに業務を完了できる手順書を作成し、担当者が不在時でも、お客様やサービスマンの要望に応えられる体制をつくる。

知識不足による受付や
お客様対応への不安

・各部門への現場同行 受付や一時応対のレベルアップのため、サービスマンの抱える問題の拾い出し、報告書を作成。改善提案にもつなげる。

働き方改革を開始する当初の迷い「目指すべき姿、自分に何が必要かわからない」

・「プロ宣言書」作成 部門長・社長との面談を通じ、個人の専門領域として特化した方がいいことを明確化。

お客様やサービスマンの求めていることがわからない。

・学びの場づくり 知識/スキル向上が必要な内容についてアンケートを行い、その項目について勉強会を開催。

「そもそも何のためにライフ時間確保を目指すのか」の明確化

・ライフビジョンシート作成と共有 ライフでやりたいことを発表しあい、プライベートやバックグラウンドを共有・理解することで、お互いに応援しあえるチームづくりをする。

集中して業務を進める時間がほしい

・「がんばるタイム」のルールづくり 仕事の効率化を目的とし、まとまった時間を確保できる「がんばるタイム制度」を設ける。

成果・変化

・見直しを行った業務数54個のうち、7業務の手順書を作成。担当以外が手順書を活用し、不明点の抽出もできた。また、手順書により、「教える時間」の削減だけではなく、担当者不在でもお客様やサービスマンの要望に応えられる体制ができたことで、担当者が安心して休暇を取得できるようになった

・現場同行を行い、各部門への業務改善や安全確保のための提案を5件行った。他部門のスタッフへの現場同行で、会話の機会も増加した

・部門間交流勉強会3回、専門講師による基礎技術勉強会1回、計28時間実施。スキルの共有ができ、部門間の要望の聞き取りと改善にもつながった

「がんばるタイム」の標示

「学びの場づくり」の様子

有限会社スタイル薬局

有限会社スタイル薬局では、限られたスタッフで業務を行うためにできることはないかと、薬剤師と医療事務(オペレーター)が一体となって働き方改革に取り組んでいる。

Information

所在地 盛岡市青山3-6-2
設立 1987年6月
従業員数 12名 (男性3名、女性9名)
事業内容 薬局(調剤)

目指す姿(チーム目標)

整理整頓を着実にすすめつつ、お互いの仕事の見える化と平準化(誰でもできる化)をすすめ、メンバーみんなで情報共有する時間を持つことで、じっくり仕事に集中できる時間をつくり、気にせず“お先します”が言えるような、明るく楽しい職場づくりをする!!
そして、その先には地域に選ばれ、薬剤師に選ばれる薬局になる!

取り組み内容

課題 アクション
作業するスペースがない

・整理整頓 1回10~30分間、スタッフ同士で声をかけあい、時間を有効に活用。

高齢化により患者数が増加する中、薬剤師業務の負担増

・作業分担表の見直しによる薬剤師フォロー体制の構築 薬剤師の仕事内容を洗い出し、オペレーター(医療事務)に引き継げる内容を調整。並行してオペレーターの業務内容の見直しも実施。

・薬剤師の施設訪問に同行 薬剤師からオペレーターに仕事を移行するにあたり、スムーズに作業を進められるよう、状況を把握するためにオペレーターが薬剤師の施設訪問に同行。業務の効率化を図る。

事務の仕事が増え全てこなすことができるか

・業務確認ボードの作成 お互いの仕事の状況を把握でき、かつ、仕事の優先順位を確認できるようボードを作成。それぞれの業務を見える化。

・集中して作業する時間の確保 オペレーターが効率よく集中して作業できるよう、「集中スペース」と「時間」を確保。

成果・変化

・仕事の洗い出しをすることで、既存のオペレーターの仕事内容に追加しなければならない内容が明確になり、作業の手順などの改善案にもつながった。

・お互いの仕事を把握することにより、優先順位を考え、仕事をすることができるようになった。

・仕事の“たまる”を軽減できた。

株式会社ベアレン醸造所

株式会社ベアレン醸造所では、商品やイベントの企画を行う「マーケティングチーム」と在庫管理とお客様へ商品をお届けする「業務チーム」の2チームで業務の見直しを実施。“ワークに活かされるライフ”を目標に取り組みを進めている。

Information

所在地 盛岡市北山1-3-31
設立 2001年2月 (2003年4月創業)
従業員数 49名 (男性26名、女性23名)
事業内容 ビールの製造、販売、飲食店の経営

目指す姿(チーム目標) -マーケティングチーム

役割分担を見直し、時間を作り、整理整頓をし、情報共有をしっかりとし、設備を充実させ、反省を大切にし、器をおおきく、余裕をもって、新たな取組みを相談して実現できる!
メリハリをもってツカサ(チームリーダーの名前)を楽に

取り組み内容 -マーケティングチーム

課題 アクション
整理整頓ができていない

・片付けの仕組み化 毎週時間を決めてチーム全員で掃除を行う、エリア担当を決めるなど、片づけを仕組み化。

時間が足りない

・受注対応のルール化 受注時間を見直し、配送の効率化を図る。イベント後の片づけなど、タスクの精査優先順位をつける。

情報共有の不足

・社内SNSを使った情報共有 打ち合わせや時間調整にかかる時間を見直すために、社内SNSを活用し仕事の情報共有を行う。打ち合わせ時間の見直しと情報共有を目指す。

役割分担が分かりにくい

・社内SNSを使い、タスクの見える化 タスクを見える化し、仕事のモレを解消。

プロジェクト終了後の振り返りが足りない

・社内SNSの活用し、振り返りの時間を定期的に用意する 振り返りのミーティングで集まる必要なく情報共有ができ、かつ振り返りの時短の両立を目指す。

成果・変化 -マーケティングチーム

・時間管理については、取り組み前後で比較すると、残業や間接時間が大幅に削減できた。特に、取り組みが定着化してきた9月以降は、昨年の残業時間を大きく下回っていることが成果として表れている。時間が削減できただけでなく、売上げにも影響しており、特に1月は売上前年比139%と生産性の向上につながった。※グラフ参照

・社内SNSを使った情報共有、仕事への応用(タスクの見える化)を実施したことにより、打合回数が、月間15回⇒2回に減少。チーム当たり1ヶ月16.5時間の短縮。業務が可視化されたことで、仕事の漏れが少なくなるなど、効率化が図られ担当者の意識が上がった。

目指す姿(チーム目標) -業務チーム

・積極的にポジティブな発言をすることで、情報共有やコミュニケーションを図り、チームワークを発揮する。
・喜ばれる接客を目指すべく、心と時間に余裕を持って責任感を強く持ち、個人&チームのスキル向上のためにチャレンジする。
・最終的にはライフ充実!!

取り組み内容 -業務チーム

課題 アクション
帰りが遅くなる

・NO残業DAYの実施 NO残業DAYを設け、より「時間」の意識づけをする。

他の部署の仕事が分からない

・マーケティングチームの現場同行 営業同行をし、取引先と直接顔を合わせたり、売場づくりの様子を見ることで、チームを超えた取り組みとコミュニケーションの活性化を目指す。

物を探す時間(ムダ)の解消

・断捨離の実施 書類等の所定の位置を決め、書類を探す時間を削減。

さらなるコミュニケーションの活性化

・「ありがとうを伝えよう!」実施 チームメンバーへの日ごろの感謝を付箋に書いて伝える。チーム内の雰囲気を良くするとともに、言葉を発する=能動的に動く姿勢も目指す。

成果・変化 -業務チーム

・NO残業DAYを設けたことで、普段よりも「時間」を意識して、作業を進めるようになった。
その結果、時間通りに終わることができるようになった。

・マーケティングチームに現場同行することで、自分の担当以外の仕事の流れを知ることができた。また、取引先の担当者さんと直接顔を合わせてコミュニケーションをとることで、その後のやり取りもスムーズにできるようになった。
この取り組みを通して、仕事のこと、また何気ない雑談から「その人」をより知ることができた。それが円滑な業務に繋がり、社内→社外(お取引先)へと良い雰囲気の循環が生まれた。

・お互いの仕事や行動をよく見るようになり、チームを超えて以前よりコミュニケーションが活発になった。風通しが良くなったことで、仕事や頼み事など伝えられやすくなった。加えて、取り組みを進める中で、メンバーが主体的に行動するようになった。

「現場同行」の様子

いわてで働こう推進協議会

事務局:岩手県商工労働観光部雇用対策・労働室 / 事務局(事業担当):ジョブカフェいわて

〒020-0024盛岡市菜園1-12-18 盛岡菜園センタービル5階TEL:019-621-1171 FAX:019-606-3702