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【学生対象】いわてのシゴトまなびツアー2025 実施レポート

ジョブカフェいわてでは、2025年夏季に岩手県内の企業3社で就労体験するプログラム「いわてのシゴトまなびツアー」を実施しました。全3コースの様子をレポートします。

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2026年も「いわてのシゴトまなびツアー」を開催します!
日程等の詳細は シゴトバクラシバいわて内イベントページ をご確認ください。
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Aコース 世界が認めるmade in IWATE!岩手で海外とつながる

【日程】2025年9月1日~3日
【訪問企業】
(1)株式会社キンレイ(奥州市)
(2)盛岡セイコー工業株式会社(雫石町)
(3)株式会社ユーティーオー(北上市)
【参加者】6名

■Day1 事前プログラム
参加者同士の顔合わせやビジネスマナーの確認の時間を設け、参加学生の不安を解消する時間としました。職場体験ツアーに参加する目的や就職活動への生かし方を事務局と一緒に考えました。
■Day2 株式会社キンレイ企業紹介ページ】【企業サイト

自動車や医療機器に使われる電線を製造する撚(より)線機メーカーとして、国内はもとより20か国以上に製品を出荷するグローバル企業。

盛岡駅/水沢駅から貸切バスに乗車し訪問企業へ。先輩社員に工場を案内していただき、どのように撚線機が製造されるのかを見学しました。ランチタイムは社員の皆さんが使う食堂で食事をとりながら、若手社員の方と交流する時間を設けていただきました。数日前に帰国されたという海外出張の話で盛り上がりました。主に海外のユーザーを担当する営業の方との座談会では、英語を使う仕事ならではの苦労話ややりがいをインタビュー。プログラムの最後には、この日「見たこと」「聞いたこと」「考えたこと」を参加者全員で動画にまとめました。なお、この動画は「学生の目線で見た株式会社キンレイの魅力」として企業のSNSで公開されました。

>>株式会社キンレイInstagram

■Day3 盛岡セイコー工業株式会社企業紹介ページ】【企業サイト

セイコーウォッチの国内腕時計製造拠点である盛岡セイコー工業株式会社。従業員の働く環境整備やSDGsの取組にも力を入れています。

工程ごとに様々なフロアに分かれている工場を見学。時計の部品の多さに驚き、その部品を駆使して時計を組み立てる難しさを目の当たりにしました。SDGs活動の一環で、敷地内の広大な森の保全活動に力を入れている面もあり、豪雨の中ではありましたが、「わくわくの森」も見学。なぜ企業がSDGsに取り組むのか、担当部署の方からもお話を伺い、企業活動の幅広さを学びました。そして時計の組立・分解体験にも挑戦!小さな部品を扱うため、顕微鏡とピンセットを使って慎重に組み立てました。学生の皆さんの張り詰めた空気が感じられたひとときでした。

■Day4-(1) 株式会社ユーティーオー企業紹介ページ】【企業サイト

自社で一貫して、企画・製造・販売をする数少ないカシミヤニットメーカー。2025年、廃校となった旧黒岩小学校に岩手工場を移転。

最終日は、高品質なニットを海外にも展開する株式会社ユーティーオーでニット製造を体験しました。職人の皆さんに教わりながら、ニット製作の様々な工程にチャレンジ。リンキングやミシンを使ってまっすぐに縫う作業から、職人の皆さんの技術力の高さや製品への思いの強さを知ることができました。特に難度が高いとされる技術である「リンキング」は、ニットの縫製方法の1つで、熟練の技術を要するものです。ミスなくやり切った参加者もおり、職人の皆さんからも驚きの声が聞かれました。この岩手工場は廃校となった黒岩小学校を活用し、カシミヤニット製造拠点として稼働しています。社会課題となっている廃校の活用についても触れる機会にもなり、企業の地域貢献を考える時間になりました。

■Day4-(2) 事後プログラム
事後プログラムでは、3社の企業訪問で気づいたことや学んだこと、今後に生かしたいことを考え、共有しました。
参加学生コメント

「撚る」という技術がどんなものか、そもそもどのようなものなのかがわからなかったのだが、キンレイさんの企業訪問を通して、その技術が自動車や医療器具など、世界中の幅広い工業製品に用いられていることを知った。今まで企業名を存じ上げていなかったのだが、岩手の会社が世界を支えているんだなというように感じた。

工場見学をした際に集中力が求められる緻密な作業の様子を間近で見ることができ、訪問前に下調べしたようなざっくりとした情報だけではない中身の部分を実際に目に焼き付けられたことが忘れられない収穫となった。午後の体験では自分の組み立てのスピード感と全く異なるプロの方の手さばきを見ることができ、ものづくりの楽しさや感動を味わった。

好きなことを仕事にしたいとおっしゃっていて、今までは給与や福利厚生面のみで企業を見ていたことに気づき、仕事をする上でその仕事をやりたいか好きかどうかも考えながら企業を見ていきたいと思うようになった。

 

Bコース 地域や暮らしを支える「縁の下の力持ち」を体感する

【日程】2025年8月27日~29日
【訪問企業】
(1)株式会社パルコホーム(盛岡市)
(2)アサヤ株式会社(釜石市)
(3)株式会社システムベース(北上市)
【参加者】5名

■Day1 事前プログラム
参加者同士の顔合わせやビジネスマナーの確認の時間を設け、参加学生の不安を解消する時間としました。職場体験ツアーに参加する目的や就職活動への生かし方を事務局と一緒に考えました。
■Day2 株式会社パルコホーム企業紹介ページ】【企業サイト

注文住宅販売東北ブロックNo.1を誇るハウスメーカー。子育て中の家族の声から生まれたオリジナルブランドなどが好評です。

3棟のモデルハウスがある本社・盛岡支店に訪問しました。実際にモデルハウスを見学し、参加者は自宅との比較などで気づいたことを共有しました。家事の動線が考え抜かれた設計、子どもが喜びそうな秘密基地のような隠し扉のある部屋、料理をしていても周囲がしっかり見渡せるデザインのキッチンなど、たくさんの工夫があふれたモデルハウスに、参加者からは「家ってこんなに楽しいんだなと気づいた」という声も。実は大きな道路に面したこのモデルハウス。家の中にトラックの走行音などが聞こえてこないことを教えていただくと、「たしかに~!」と全員が声をそろえて感動していました。

■Day3 アサヤ株式会社企業紹介ページ】【企業サイト

1850年の創業以来、「漁民の利益につながる、よい漁具を」の理念のもと、三陸の漁業を支えています。「社員が主役マップ」などの人事施策が注目を集めています。

貸切バスで盛岡駅から一路釜石市へ。釜石大観音にほど近いアサヤ株式会社釜石支店の資材置き場は、網やカゴなどのたくさんの漁具が整然と並んでおり、それぞれの使い方などを説明していただきました。お昼は従業員の方とお話ししながら過ごしましたが、和やかな空気から普段の会社の雰囲気が垣間見えたという感想がありました。午後はロープワークを実践しましたが、教えてもらった通りやった・・・はずが、お手本とは別の形に・・・試行錯誤しながらなんとか完成できました。その後大船渡の越喜来工場で定置網の修繕の様子を見学しましたが、想像以上の網の大きさに皆さん驚きの様子。世界3大漁場とも呼ばれる三陸の海を支える企業の現場が見られました。

■Day4-(1) 株式会社システムベース企業紹介ページ】【企業サイト

民間や官公庁、医療分野などの幅広い業種・業務にITサービスを提供。ユーザーに合わせたサービスで地域に貢献しています。

最終日は北上市の株式会社システムベースを訪問しました。今回の参加者は文系学生が多く「情報通信業の仕事は理系出身じゃないとできない?」といった疑問もありましたが、座談会での先輩との交流を通して、文系出身者も活躍していることを知り一安心。そんなお話も踏まえて、メインイベントである仕事体験に挑戦!「営業職」コースでは、提示されたモデルケースから提案書を作成し、先輩社員にプレゼンを実施。「開発職」を選んだメンバーは実際にプログラミングに挑戦し、想定通りの動きをするか先輩と確認しました。双方ともに先輩からのフィードバックに熱心に耳を傾けていました。

■Day4-(2) 事後プログラム
事後プログラムでは、3社の企業訪問で気づいたことや学んだこと、今後に生かしたいことを考え、共有しました。
参加学生コメント

地域と人と暮らしをつなぐというモットーや、「地域と一緒に成長」できるという言葉から、中小企業は大企業にはない良さがあるということを知り、中小企業に勤めるという考えにも前向きになった。大企業に勤めたいという強い意志があったわけでもないが、私は地域の人と近い距離で関わる事ができる場に惹かれるため、中小企業の方が自分には合っているのかもしれないと考えた。

働く人第一に考え、様々な取り組みをしているということに感動した。また、お話を聞いた方々が仕事に責任ややりがい、誇りを持っていることが感じられて、働くことに対するイメージがポジティブになった。

「求める人材」についての質問に対して、「コミュニケーションが取れること」という答えが特に印象に残っている。これは、単に話す力だけでなく、相手の話を聞いて意図を汲み取り、相手に合わせた提案をする力が求められていることを改めて感じた。仕事は一人で完結するものではないため、このような力はどの職種においても不可欠だと再認識した。この学びを活かし、今後は日々の生活の中でも、より意識的に人と関わり、コミュニケーション能力を磨いていきたいと考えた。

 

Cコース 「企業や地域のファンをつくる秘策とは?」を知るコース

【日程】2025年9月10日~12日
【訪問企業】
(1)株式会社バイタルネット(矢巾町)
(2)株式会社水清建設(盛岡市)
(3)株式会社グリーンピア三陸みやこ(宮古市)
【参加者】6名

■Day1 事前プログラム
参加者同士の顔合わせやビジネスマナーの確認の時間を設け、参加学生の不安を解消する時間としました。職場体験ツアーに参加する目的や就職活動への生かし方を事務局と一緒に考えました。
■Day2 株式会社バイタルネット企業紹介ページ】【企業サイト

東北6県や首都圏を中心に、医薬品卸売業を展開。医薬品の他、医療機器も取り扱うなど、地域医療を支えている。

たくさんの医薬品が管理されている倉庫を見学し、種類の多さや厳重な管理方法などを目の当たりにしました。実際に商品をお客様のもとに届けるため、伝票を頼りに自分で棚から薬を見つけ出し、発送処理の完了を見届けることもできました。先輩との座談会では、医薬品を扱う難しさなどをお聞きする一方、営業としてのやりがいや充実した会社の制度についてのお話があり、「営業職になんとなく抵抗があったけど、ネガティブなイメージがなくなった」と感じる学生がいました。営業として業務の一端を体感しようと、社員になり切って電話対応の練習もおこなわれました。社会人になって仕事をする自分を想像する一日になりました。

■Day3 株式会社水清建設企業紹介ページ】【企業サイト

ICT(情報通信技術)を取り入れた「先進的な建設業」を実践する建設会社。岩手県も認める働きやすい環境を整えています。

ワークショップでは、「住民」「自治体」「建設会社」の3チームに分かれ、発災時の行動や対応について考えました。町の職員の方にもご参加いただくことができ、建設会社や自治体の「現場の生の声」を聞きながら進行しました。災害対応ということで、最初に提示された状況から、途中でストーリーが変化していくこのワークショップ。臨機応変に対応することの重要性などを体感するとともに、建設業に従事している方が、住民や自治体との関わりを含め、日ごろどのようなことを大切にして仕事をしているのか学ぶ時間になりました。また、商業施設の建設現場を見学し、水清建設が関わる事業の幅広さを体感することができました。

■Day4-(1) 株式会社グリーンピア三陸みやこ企業紹介ページ】【企業サイト

全室三陸のオーシャンビューを満喫できるホテル。海の幸や温泉、流れるプールなどのおもてなしを大切にしています。

盛岡駅から貸切バスに乗車し、宮古市田老のグリーンピア三陸みやこへ。このホテルは第三セクターの施設として運営されており、宮古市の職員の方も交えた座談会の場を設けていただきました。宮古市の観光の現状や抱える課題、課題に対する市のアプローチなどリアルな声を聞くことができました。近くにある宮古市災害資料伝承施設も訪問し、パネルやプロジェクションマッピングでビジュアル化された展示などからホテルのある田老地区の歴史を学ぶ時間もありました。ホテルに戻ってからは、仕事体験として布団敷きを体感!「思ったよりも難しかった」「プロはすごい」という感想があがりました。

■Day4-(2) 事後プログラム
事後プログラムでは、3社の企業訪問で気づいたことや学んだこと、今後に生かしたいことを考え、共有しました。
参加学生コメント

ワークを用いるとより職種についての理解が深まると思いました。社会人として、『協力し合いながら仕事をしている』ことを1番大きく留めておこうと思うことができました。民間企業にできる地域医療への貢献についてもっと知りたいと思いました。

建設業といえば、理系だったり現場作業で肉体労働を伴うお仕事というイメージで今まで敬遠していましたが、実際は営業職があったり、様々な事業に取り組まれているとのことでもし私が建設業に関わるときがあるならば、活躍できる分野がどこかにはあると考えが改めて変化しました。

今回の訪問では宿泊業としての学びもそうですが、震災のことや行政のことなど幅広い学びがあったし、自分が働きたい大船渡と似た地域である宮古でだからこそ得られた大船渡で活かせそうなことなども沢山あって、個人的にとても来たかいがあったなと感じることが出来た。