(甲信越地方の大学2025卒/Uターン)
![]() |
本格的に就職活動に取り組んだのは大学3年の終わりごろ。 最初は大手就職情報サイトを利用して採用情報を収集していましたが、岩手の求人サイトを検索し「シゴトバクラシバいわて」を見つけて登録。 登録後はいわてU・Iターンサポートデスク(ジョブカフェいわて)から支援を受け、さまざまな情報を手に入れました。 例えば、仙台市で開かれた「岩手県U・Iターンフェアin仙台」。自分の在籍した大学からも交通の便がよく大変助かりました。滝沢市のアピオで開かれた「いわて就職マッチングフェア」にも出向きました。シゴトバクラシバいわてに登録したことで、ジョブカフェいわてのキャリアカウンセラーともつながり、案内してもらったイベントやセミナーなどに参加したり、面接やエントリーシート対策をしていただきました。 |
大学時代は演劇部の活動に力を入れていました。(写真は照明を教えているところ) |
大学在学中、親が体調を崩したことがありました。信越地方からの帰省は大変で、できれば岩手県で仕事をしたいと痛切に思いました。その時から就活の軸は岩手へのUターンで、業種・職種は問わずというスタンスでした。
大学ではロシア語を学び、卒論はソ連の宇宙開発がどう同国の文学や映画など文化に影響を与えたかを考察するものでした。大学で学んだことは応募や選考の過程で企業に伝えました。
3年生の夏休みにはいずれも岩手県内のマスコミ・宿泊観光業者・文化団体でインターンシップ(※1)を経験し、会社選びの参考にしました。
インターンシップをした3社に加え、業種の異なる複数の企業に応募し、3社から内定を得た時点で自分の進路を決めました。
マスコミを選んだのはUターン就活の課程で「自分は岩手のことを何も知らない」と気づいたからです。就活をして初めて県南に大きな半導体の工場があることを知りました。地元マスコミで仕事ができれば岩手のことをもっと知ることできるし、地元のために貢献できるのではと考え、決めました。両親も賛成してくれました。
■Uターン就活で困ったことは?
面接試験等で遠距離移動をしなければならず、交通費が多くかかりました(※2)。
1次面接でもオンラインでやってくれる企業は意外に少なく、支給されるのは片道の旅費だけというところもありました。
アルバイトなどでためたお金でやりくりしましたが、岩手県から離れれば離れるほど経済的な負担は考えておいたほうがいいと思います。
■就活で身についたことは?
コミュニケーション能力が向上したと思います。ジョブカフェいわての面接練習(※3)では、「短く簡潔に答える、ゆっくり話す」など相手に伝わるための表現方法や姿勢を指導していただき、自信がつきました。これは社会人になってからも役立つことだと考えています。
■Uターン就職の勧め
私は人が多くいる大都会は苦手ということもあり地元志向なのですが、岩手は本当は魅力がいっぱいの所だと思っています。何かやりたことがあれば「顔見知り人脈」「友だちの友だち人脈」を利用して、それを実現する。その可能性は都会より高いと思います。
マスコミを決めた理由の一つは人事部の採用担当の女性の生き生きとした仕事ぶりでした。
女性活躍も都会に負けていないと思いました。
※1:ジョブカフェいわてでは、インターンシップの個別コーディネートや、情報収集のサポートなどを行っています。インターンシップ支援窓口はこちら。シゴトバクラシバいわての「インターンシップ」のページからはインターンシップを実施している企業の情報収集ができます。
※2:岩手県へのU・Iターン就職を促進するため、県外居住者が県内企業等への就職活動を行うことに伴う交通費等を支援しています。一部の企業や市町村では、独自に交通費や宿泊費等を負担する場合もあります。
参考:UIJターン向け支援制度・助成制度一覧
※3:ジョブカフェいわてでは、対面のほかオンライン(Zoom)でも面接練習を行っています。本番を想定した模擬面接を通して、自信を持って臨めるようサポートします。
父と祖父と初詣で不動の滝へ。
地元の荒屋新町の駅。