いわてで働こう推進協議会|岩手の仕事・就職情報サイト

シゴトバ クラシバ いわて

先輩たちのUIJターン体験談 #02

テレワークでふるさとの良さを実感し、前職と同じ業種に就職。仕事も趣味も充実の日々

(30代男性/Uターン)

海外勤務から一時帰国し岩手の魅力を再発見

県内の大学を卒業し、新卒で県外の製造業の企業に入社しました。

入社5年後にインドネシアのジャカルタ工場に異動となり約4年間品質管理をしていましたが、コロナ禍で一時帰国し、岩手県内の実家でテレワークを始めました。

実家には約1年滞在し、その期間で身近な自然ややさしい人たちというふるさとの魅力に引き付けられ、Uターンを決めました。

公務員志向から転換

当初は県内自治体の公務員を志望していました。収入の安定などを第一に考えたためです。
でもジョブカフェいわてのキャリアカウンセラーと相談をし、「志望動機」の深掘りなどから、本当に公務員になりたいのかよく分からなくなりました。

キャリアカウンセラーと一緒に今までの仕事の棚卸しをし、自分が興味を持てるものや趣味などにもつながるものを考え、これが次の仕事を探す軸になりました。

サイトだけでなくカウンセラーや友人知人との相談が大切

岩手県の「シゴトバクラシバいわて」や複数の転職サイトなどに登録して仕事探しをしましたが、転職サイトからは多量のメールが来るなど情報過多で、情報の選択には苦労しました。
それより就活で役立ったのは、キャリアカウンセラーや友人らといった「人との相談」でした。本音の意見や感想を聞くことができ、中には後押しをしてくれる人もいて、それがUターン転職の推進力になりました。
今仕事をしている企業は大学の先輩が働いているところでした。その人から直接話を聞き、ホームページを見るなどして選びました。

Uターンを考え始めてから、就職まで約半年でした。今振り返るとその7、8割の期間は悩んでいたという印象です。
決めてからは速かったのですが、その決断にはキャリアカウンセラーや知人友人と相談したことが一番役立ちました。

【Q&A】Uターンのこと聞かせてください!

■現在のお仕事についてお聞かせください

今はチェーンソーや薬剤散布機などをつくる農林業の機具機械メーカーで資材購買の仕事をしています。
前職でも製造業に勤務し、海外工場で生産管理をしていた経験が生かされていると思います。
特に4年間の海外勤務では英語を使っていたので、それが海外との取り引きがある資材購買で役立っています。
会社の仕事としてはいつかは設計開発にも携わりたいと希望しています。

■岩手で働いてみていかがですか?

春には山菜、秋にはキノコと四季が移り変わる身近な自然を楽しんでいます。
現職の会社ではチェーンソーなど機材を貸し出していますが、プライベートで「チェーンソー体験会」に参加し、実際に使ってみました。

そんなスキルを身につけ、将来は農林業にも挑戦したいと夢を膨らませています。
そのためにさまざまなスキルの充実と、人のネットワークづくりをしようと思っています。

■これからUIターンを考えている方にアドバイスはありますか?

転職サイトなどWeb上にはUIターン情報があふれています。
そんなサイトを利用するのが一般的だとは思いますが、自分のUターン就活を振り返ると、サイトだけに頼るのではなく、キャリアカウンセラーや友人知人らとの相談や会話が大切です。
人から情報を得て、それが自分の進路をだんだん形づくっていったと思います。
UIターンを決める際にも、具体的な転職先を探す際にも、できるだけいろいろな人たちを相談することをお勧めします。