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先輩たちのUIJターン体験談 #03

家族のことを考えてUターンを決意! 県内企業と出会えるサービスやイベントを活用し、 納得した就職先を見つけることができました

(20代男性/Uターン)

病院の付き添い そこで出会った「自分のやりたいこと」

短期大学卒業後、東京でITエンジニアとして働きはじめました。「給与水準が高い都市部で働き、岩手に暮らす両親に仕送りできたらいいな…」という期待を抱いていましたが、実際は思った以上にお金がかかり、自分の生活を維持するので精一杯でした。そんな時、実家の家族が病気だと分かり、「実家に戻って少しでも家計を助けたい」と思い、Uターンしました。

岩手県に戻り、WEB系についての業界研究をしていく中で、「ユニバーサルデザイン」にたどり着きました。私がネットで見たものは色弱の人のためのデザインであり、直感で「あっ、自分のやりたいことだ」と思い、WEBデザイナー職に興味が湧きました。ただ、求人票の情報だけでは「ここなら安心して働けそう」と判断がつかずにいました。

そこで、ジョブカフェいわてから紹介された「オンライン個別会社説明」や「職場見学会」等のサービスを利用して、まずは企業とコミュニケーションを取ってみることにしました。

企業担当者の率直な声に触れて 職業訓練を選択

Webデザイナーの求人が出ている県内企業と面談をした際に、「本気で目指したいなら、職業訓練で学ぶのも一つの方法」と助言されました。自分の中で「自信を得て仕事に就きたい」という思いもあったため、リモート受講可能な6カ月の職業訓練を受講することにしました。

訓練受講中も、ジョブカフェいわての「しごとトークカフェ」に参加して働く方の自分にはない価値観に触れるなどして、視野を広げました。

目指す方向性に近い企業との出会い、そして採用へ

職業訓練終了後にポートフォリオを作成し、企業にアピールできる材料を準備しました。その後、「いわて就職マッチングフェア」に参加し、たまたま訪問したブースで、 ホームページ技術者を募集していることを知りました。目指していたのはWebデザイナーですが、 「この会社でなら技術を高められるかもしれない」と感じて応募し、面接を経て採用されました。

【Q&A】Uターンのこと聞かせてください!

■現在はどんなお仕事をしていますか?

ホームページ制作と保守をメインに仕事をしています。社会人採用ということもあり、入社後すぐ保守の仕事に携わりました。適度なプレッシャーや不安を感じつつ仕事ができる嬉しさが大きいです。また、ホームページ制作は、お客様のところに出向いて提案やレビューがあるため、ただパソコンとにらめっこするだけでなく、色々な業界の人と関わる機会があります。時間のかかる仕事もあるため、大変さを感じる場面もありますが、お客様からの「ありがとうございました」の一言にホッとします。仕事を引き受ける以上は責任が発生しますが、自分の成長につながると思うと楽しいです。

■岩手にUターンして気付いたことはありますか?

学生の頃は、東京で働きたいという思いがあり、県外就職を希望していました。今思えば、県外に出ても具体的に自分がどうなりたいかのビジョンが見えないと、一人暮らしの寂しさや生活のしんどさの方が勝ってしまうと思います。
Uターンして気付いたのは、岩手県は空気が美味しいことです。歩いていて心地が良かったり、自然が多いところで生活を送ることは、結構大切なことだと思っています。

■岩手で働いてみていかがですか。

地元で働けることのありがたさが大きいです。実家暮らしで一人暮らしよりもお金がかからず生活がしやすい時点で、精神的な安定になると思います。一概に比べることではないかもしれませんが、前職よりもやりがいのある仕事と生活ができているので、感謝しかありません。今後は、自分のやりたい仕事に向けての準備をし、実現できるように精進していきたいです。

どんな会社も入社してからでないと、その会社の本当の姿が分かりませんので、自分に100%合う企業を探すというよりは、どこかで折り合いをつけることも時には大事だと思います。色々とお伝えしましたが、あくまでもUターン者の一人の意見だと思っていただけると幸いです。

※「オンライン企業説明&企業見学」では、企業との「 オンライン企業説明 」「 企業見学 」の場をジョブカフェいわてが 個別にコーディネートします。

※「しごとトークカフェ」のイベント情報はこちらに掲載されます。過去に参加したゲストの内容はシゴトビトの言葉学から閲覧できます。