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先輩たちのUIJターン体験談 #08

「首都圏から岩手のテレワーカーに転換 ペットに囲まれて健康的な暮らしを実現」

(30代女性/Uターン)

東京を拠点にすることを選択した 20代

私の出身は岩手県釜石市です。10代新卒で県内のホテルで働いたのちに、秋田県に住んでみたり、K-POPアイドルの推し活で韓国に短期留学してみたりと思うがままに生活をしていました。
当時の私は、「その場所に留まらず、色々な場所で働きながら自由に暮らしたい」と考えていたので、リゾートバイトで神奈川県の観光地や宮城県の温泉地などで働いたこともあります。
ただ、「本格的に推し活を続けるならば、やっぱり東京を拠点にした方が何かと動きやすい」と考え、24歳で東京に落ち着くことを決めました。

岩手は”いつかは戻る場所”

2011 年の東日本大震災で実家が被災し、両親は仮設住宅で暮らしていました。当時お付き合いしていた彼(現夫)と東京から岩手に帰省した際に、「高台に家を建てようと思う。あなた達がいつか帰ってくるなら二世代住宅を建てる」と言われ、海好きの夫が「帰る」と言い二世代住宅が建ちました。「岩手はいつかは戻る場所」と思いながら東京で生活を送っていました。
両親は「戻ってくるタイミングは任せる」というスタンスでしたが、コロナ禍でライブ自体が無くなり推し活が出来なくなったこと、夫の仕事の状況が変化したことや、マンションの更新の時期だったこともあり、二人で話し合い「戻るならこのタイミングかな。じゃ、帰ろうか」となりました。
もう少し東京で過ごしたい気持ちもありましたが、海好きな夫に促されるようにUターンを決意しました。

仕事と一緒に移住する目標を立てる

Uターンをすると決めて、最初にしたことは東京で「フルリモート可」の仕事を探すことでした。コロナ禍で、在宅の働き方を経験すると、通勤時間が無駄と感じるようになり、この先も「テレワーカーとして働く」が転職条件でした。
そういった自分の考えを「いわて U・I ターンサポートデスク」のキャリアカウンセラーに Web 相談(※1)の際に話すことで、「行動していくぞ」という気持ちが高まりました。
東京で仕事をしながら、約半年間の就職活動を経て、今の職場に採用され就業しました。その後2022年2月に仕事そのままで移住しました。

岩手に移住して良かったこと

岩手は、産地に近いため産直などで、野菜や果物、新鮮なお魚も良いものをリーズナブルに購入することができ、美味しいものがいつでも食べられるのが魅力的です。また身近に自然が溢れているのでとても穏やかに過ごせます。
現在、保護猫2匹と大型犬1頭と暮らしていますが、Uターンしてからは夜明けとともに、1 時間半の愛犬の散歩から一日が始まります。散歩して家事を済ませてから在宅で仕事を開始。終業後また散歩に出かけるといった生活を送っています。
都内にいた頃は、仕事終わりに飲みに行き、終電で帰るという不健康な生活を送っていましたが、現在は愛犬との散歩のため飲みに行くことは無くなり21 時には就寝しています。
愛犬を家族に迎えたことによって、健康的な暮らしを送ることができてる実感がありますし、健康診断の結果もオール Aになりました。

岩手でのこれから

我が家のアクティブ犬と一緒に、これからも県内各地をおでかけ、ドッグスポーツなどを楽しみたいと思っています。海の近くに住んでいるので「Dog SUP」も気軽にはじめることができました。夏は海でDog SUP、冬は犬ぞり。これも「岩手ならではの楽しみ方」だと思います。
またドッグランや犬のイベント、犬のオフ会にも参加し飼い主さんと交流し犬友達がたくさんできました。東京からの移住者の方とも愛犬を通じて知り合い仲良くさせていただいてます。これからも、ペットを通じた「横のつながり」がどんどん広がっていくことを期待しています。

担当したキャリアカウンセラーより

いわてU・Iターンサポートデスクでは、これから移住を考えたい方はもちろんのこと、今回インタビュー協力してくださったFさんのように「岩手移住後のプラン」を考え始めている方の相談も少なくありません。
キャリアカウンセラーに、自分の考えや思いを言語化して伝えることで、頭の中や気持ちが整理されていくと思います。
「自分は岩手でこんな未来を描いている」がある方、ぜひその思いをお聞かせください!

※1:いわてU・Iターンサポートデスク(ジョブカフェいわて内)では、対面のほかオンライン(Zoom)でお話を伺います。
「○○までに岩手に移住したい」「岩手で○○の仕事をしたい」という目標が決まっている方から、「将来的に岩手に戻ろうかな」「いつかは岩手で働きたいな」という漠然とした気持ちを抱えている方まで、どなたでもご相談いただけます。
現在の思いやご希望など、なんでも聞かせてください。

夏は愛犬と一緒にDog SUP
冬は犬ぞりを楽しんでいます